弄便症状のある人はどのくらいいるのか? [介護用下着]
弄便症状の有無で介護現場の負担は大きく変わり、様々な弊害があります。
※弄便症状やその弊害については、こちらで解説しています(うさぎ屋ウェブサイト)
今回は、弄便症状そのものではなく「症状を持つ人はどのくらいいるのか?」という点について、お話したいと思います。
昨今の超高齢化社会に伴い、介護施設においても症状のある方が多く見られるようになっています。しかし現在、弄便症状に限っての統計等は存在していません。
私も看護師として、現場で症状に長年対応してきました。ですが、弄便症状を防止する介護用下着を開発・販売する「介護用品のうさぎ屋」を始めて、この問題の実態・規模が改めて見えてきました。
以下に、これまでにうさぎ屋の介護用下着をご注文頂きました、事業所様の形態を記載します。
(件数の多い順)
有料老人ホーム、特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、病院、障害者支援施設、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、介護医療院、小規模多機能型居宅介護、デイサービス、ショートステイ
あらゆる形態の施設に、症状を持つ方がおられるのがお解り頂けるかと思います。
北海道から沖縄まで、本当に様々な施設からご注文があります。(弄便症状防止以外の用途も含まれます)
私共の販売記録による統計では、事業所の種類により差はありますが、全体の5~10%程度の方に症状があるのではないかと推計しています。
現時点での「日本の認知症患者数 600万人」という推計を基準にして考えると、全国に30~60万人という事になります。
これは、決して少ない人数とは言えません。さらに、今後も高齢者人口の増加、それに伴う認知症患者の増加が予測されています。
うさぎ屋の「快適・介護インナー 白寿」は、介護の新しい選択肢として様々な介護現場で使用していただいています。
これからの高齢化社会においても、私共の商品に限らず、新しいアイデア・工夫で介護の問題を解決していくことが大切だと思います。
ご意見等ございましたら、ぜひブログのコメント欄・お問合せフォーム・Twitterにお寄せください。
「快適・介護インナー 白寿」紹介動画を制作しました [介護用下着]
ホームページやTwitter等では既にお知らせしましたが、「白寿」の紹介動画を制作しました。
今までは画像と文章のみの紹介でしたので、なかなか伝わりにくい部分もありましたが
動画にすることで、商品の構造等もわかりやすくなったと思います。
今後は「白寿」の着用や、使用の実演動画等も制作できればと考えています。
または、「こういう部分を動画で見たい」というご希望がありましたら、ご意見いただけますと幸いです。
今回、動画制作を依頼したのは東京の企業様だったのですが、このような時期ですので直接出向いて打ち合わせ等も難しいかな…と悩んでいたところ、なんと打ち合わせや撮影時のチェック等も全て、リモートで対応していただきました。
初めての経験でしたが想像以上に便利なもので、良い動画が出来上がったと思っています。
コロナ禍をきっかけに、もっとテレワークが活用されるといいですね。
介護用下着「白寿」と、介護における身体拘束の考え方 [介護用下着]
今日は、私共の販売しております介護用下着「白寿」と
介護における身体拘束の考え方について、少しお話したいと思います。
私は長年、看護師をして参りました。
療養型病院の病棟師長の経験や、身体拘束廃止委員会の長としての活動から、
おむつ外しや弄便といった認知症の周辺症状を、身体拘束をすることなく防止できないか?と
考案しましたのが「白寿」です。
おむつ外しや弄便といった症状は、度重なる汚染による衛生状態の悪化、介護労力の負担、
水道光熱費の増加など多くの弊害を生み出しており、被介護者・介護者、共に大きな負担となっています。
(私も現場で働いていた頃には、大変苦労しました。)
介護に関わる方でしたらご存知の方も多いと思いますが、症状に対し従来の防止策としては、つなぎ服やミトン型手袋などがあります。
(ご存知ない方は、ご参考までにこちらでご覧頂ければと思います。)(Google 画像検索)
これらは「身体拘束」(抑制)と定義されており、医療施設以外では原則使用できません。
厚生労働省が2001年に発行した「身体拘束ゼロへの手引き」では
身体拘束の定義として「脱衣やおむつはずしを制限するために、介護衣(つなぎ服)を着せる。」という記述があります。
「白寿」はそもそも「つなぎ服以外で症状を防止できないか?」と考案した商品です。
しかし、商品を拘束か否かを審査する公的機関はなく、「身体拘束ゼロへの手引き」の定義以外では、判断は各事業所、現場の判断に任せられているのが現状です。
私は開発者として、「白寿」は身体拘束にあたらないと考えています。
その理由は3つです。
①四肢や手指は完全に自由な状態で、運動・行動を制限しない
②特殊ホックや鍵付きファスナー等を使用していない
③下着であり、上に自由な服を着られる
「白寿」は現在、全国の病院、介護施設、在宅介護のお客様に使用して頂いています。
各施設様から多くのリピートを頂き、新しい対応策として受け入れられてきています。
これからも、皆様の介護の一助になりますよう、微力ながら頑張っていきたいと思います。
今後とも、介護用品のうさぎ屋をどうぞよろしくお願いいたします。
「白寿」についてご意見、ご質問などございましたら、うさぎ屋ホームページのお問い合わせフォームや
ブログのコメント欄、Twitterなどでお気軽にお寄せください。
(今回の記事は、2017年10月にTwitterで投稿したものを、まとめたものです。)
介護における身体拘束の考え方について、少しお話したいと思います。
私は長年、看護師をして参りました。
療養型病院の病棟師長の経験や、身体拘束廃止委員会の長としての活動から、
おむつ外しや弄便といった認知症の周辺症状を、身体拘束をすることなく防止できないか?と
考案しましたのが「白寿」です。
おむつ外しや弄便といった症状は、度重なる汚染による衛生状態の悪化、介護労力の負担、
水道光熱費の増加など多くの弊害を生み出しており、被介護者・介護者、共に大きな負担となっています。
(私も現場で働いていた頃には、大変苦労しました。)
介護に関わる方でしたらご存知の方も多いと思いますが、症状に対し従来の防止策としては、つなぎ服やミトン型手袋などがあります。
(ご存知ない方は、ご参考までにこちらでご覧頂ければと思います。)(Google 画像検索)
これらは「身体拘束」(抑制)と定義されており、医療施設以外では原則使用できません。
厚生労働省が2001年に発行した「身体拘束ゼロへの手引き」では
身体拘束の定義として「脱衣やおむつはずしを制限するために、介護衣(つなぎ服)を着せる。」という記述があります。
「白寿」はそもそも「つなぎ服以外で症状を防止できないか?」と考案した商品です。
しかし、商品を拘束か否かを審査する公的機関はなく、「身体拘束ゼロへの手引き」の定義以外では、判断は各事業所、現場の判断に任せられているのが現状です。
私は開発者として、「白寿」は身体拘束にあたらないと考えています。
その理由は3つです。
①四肢や手指は完全に自由な状態で、運動・行動を制限しない
②特殊ホックや鍵付きファスナー等を使用していない
③下着であり、上に自由な服を着られる
「白寿」は現在、全国の病院、介護施設、在宅介護のお客様に使用して頂いています。
各施設様から多くのリピートを頂き、新しい対応策として受け入れられてきています。
これからも、皆様の介護の一助になりますよう、微力ながら頑張っていきたいと思います。
今後とも、介護用品のうさぎ屋をどうぞよろしくお願いいたします。
「白寿」についてご意見、ご質問などございましたら、うさぎ屋ホームページのお問い合わせフォームや
ブログのコメント欄、Twitterなどでお気軽にお寄せください。
(今回の記事は、2017年10月にTwitterで投稿したものを、まとめたものです。)
フルオープン介護インナー“百花”発売しました [介護用下着]
“白寿”開発と同時に考案していました、フルオープン介護インナー“百花”が
この度、商品化でき、本日発売となりました。
この商品は、介護労力の軽減を図る目的に開発された
新しいデザインのフルオープン型介護用下着です。(意匠登録第1357752号)
詳しい商品紹介と、ご購入についてはうさぎ屋ウェブサイトをご覧下さい。
この下着が、寝たきりの方の着替えやおむつ交換等の介護に
役立ちますように願っております。
この度、商品化でき、本日発売となりました。
この商品は、介護労力の軽減を図る目的に開発された
新しいデザインのフルオープン型介護用下着です。(意匠登録第1357752号)
詳しい商品紹介と、ご購入についてはうさぎ屋ウェブサイトをご覧下さい。
この下着が、寝たきりの方の着替えやおむつ交換等の介護に
役立ちますように願っております。
タグ:百花
着る人にやさしく、介護にもやさしい介護用肌着“白寿” [介護用下着]
今回は、私共、介護用品のうさぎ屋が開発しました
介護用肌着“白寿”の紹介をさせて頂きます。
この介護用肌着は、寝たきり認知症患者等、要介護者が無意識におむつを外してしまう、おむつ内の汚物に触れる等の行為を防止することを目的に看護師が考案した、新しい介護用下着です。
本品は2009年11月に特許を取得しました。(特許第4410288号)
臀部の面ファスナー(マジック)で開閉する、ボディスーツ型下着です。
寝ている時、座っている時でも、着用者自身の体重により臀部のマジックが圧着され、係合が外れにくくなります。
これにより、着用者がおむつを外す・便を触る等の行為を、着用者の運動や行動を
制限する事なく防止できます。
一方、おむつ交換時にはマジックを剥がすだけで容易に開閉が可能な為、介護をスムーズに行う事ができます。
ボディスーツ型のデザインで、シャツがめくり上がり腹部や背中が露出する事も防いでいます。
下着ですので、本品の上にお好みのパジャマや病衣を着用して頂けます。
また、胃ろう造設術後(PEG)や、人口肛門造設術後(ストーマ)の介護にも適しています。
おむつ外しや不潔行為を防止する事で、清潔で快適な介護環境の保持を可能にし、
同時に介護者の介護労力の軽減を実現します。
着心地・見た目も良く、介護もスムーズに行えるように。その人らしさを大切に。
「着る人にも、介護する人にもやさしく」という思いから、この“白寿”を開発しました。
この介護用肌着についての、ご意見・ご感想等ありましたら
ブログにコメントをお寄せ下さい。
“白寿”についてのさらに詳しい情報、ご購入は
うさぎ屋のウェブサイトをご覧下さい。
“白寿”が認知症介護の一助となります様、今後とも頑張って行きたいと思います。
介護用肌着“白寿”の紹介をさせて頂きます。
この介護用肌着は、寝たきり認知症患者等、要介護者が無意識におむつを外してしまう、おむつ内の汚物に触れる等の行為を防止することを目的に看護師が考案した、新しい介護用下着です。
本品は2009年11月に特許を取得しました。(特許第4410288号)
臀部の面ファスナー(マジック)で開閉する、ボディスーツ型下着です。
寝ている時、座っている時でも、着用者自身の体重により臀部のマジックが圧着され、係合が外れにくくなります。
これにより、着用者がおむつを外す・便を触る等の行為を、着用者の運動や行動を
制限する事なく防止できます。
一方、おむつ交換時にはマジックを剥がすだけで容易に開閉が可能な為、介護をスムーズに行う事ができます。
ボディスーツ型のデザインで、シャツがめくり上がり腹部や背中が露出する事も防いでいます。
下着ですので、本品の上にお好みのパジャマや病衣を着用して頂けます。
また、胃ろう造設術後(PEG)や、人口肛門造設術後(ストーマ)の介護にも適しています。
おむつ外しや不潔行為を防止する事で、清潔で快適な介護環境の保持を可能にし、
同時に介護者の介護労力の軽減を実現します。
着心地・見た目も良く、介護もスムーズに行えるように。その人らしさを大切に。
「着る人にも、介護する人にもやさしく」という思いから、この“白寿”を開発しました。
この介護用肌着についての、ご意見・ご感想等ありましたら
ブログにコメントをお寄せ下さい。
“白寿”についてのさらに詳しい情報、ご購入は
うさぎ屋のウェブサイトをご覧下さい。
“白寿”が認知症介護の一助となります様、今後とも頑張って行きたいと思います。