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NHK「クローズアップ現代+」 身体拘束問題 特集番組を観て [近況]

9月11日、NHK「クローズアップ現代+」にて、身体拘束問題の特集番組が放送されました。
内容は主に医療現場での身体拘束について、その弊害や拘束を減らす取り組みの紹介などでしたが
ネット上では看護・介護関係者より多くの反響や批判があり、10月16日には同番組で続編として討論番組が放送されました。

私も2回分共に視聴しましたが、もう少し問題の背景を掘り下げる必要があるかと思いました。
もちろん身体拘束は減らしていくべきですが、「身体拘束=悪」を訴える前に
「なぜ身体拘束をする必要があるのか?」→「このような治療を行っているから」、「こういった症状があるから」
→それでは、なぜそういった治療を行っているのか? その症状が起きているのか?……というように
原因と背景を解説していけば、更にこの問題について色々な見方ができるのではないでしょうか。

ですが、身体拘束の問題が番組で取り上げられ、さらに現場の方々の反響で続編が製作される。こういった流れはとても有意義なことだと思います。やはりSNSなどの情報ツールの力が大きいですね。昔はそういった声を届けることすら困難でした。

番組では引き続き取材を続けているとの事で、今後も注視していきたいです。
NHKの「クローズアップ現代+」公式サイトで番組内容が詳しく読めますので、放送をご覧になっていない方はぜひ見てみてください。

2019年9月11日(水) 身近な病院でも!なぜ減らない“身体拘束”

2019年10月16日(水) 徹底討論! それでも必要?一般病院の“身体拘束”


未曾有の高齢化社会を迎えている現在、この問題は日本人の誰もが様々な形で対面する可能性があります。
関係業界だけではなく、社会全体で考えていかなければいけません。
今回のような問題提起をきっかけとして、多くの人の様々な考え方での議論や、医療・介護における選択肢が増えていくことを望みます。
私共も、微力ながらその一助になれるよう、頑張っていきたいと思います。

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